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<<   作成日時 : 2007/12/11 00:06   >>

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男女共同参画社会とは何でしょうか?
その実現には、何が必要なのでしょうか?


 僕が小耳に挟んだ、何かがおかしい話です。
 何がおかしいのか、どうすればそれが解決するのか、一緒に考えていただければ幸いです。
 とある病院で、停電があったそうです。
 医局(医師たちの控え室ですね)にいると、突然パッと電気が消え、あたりは真っ暗。どうやら病院全体の電気が止まっているようです。

 こういう場合に、医師が真っ先に取るべき行動は、医局を飛び出して病棟に駆けつけることです。
 自家発電装置があるとはいえ、あまたの生命維持装置に万一のことがあれば、入院されている患者さんは生命の危機に瀕します

 ところが、その真っ暗な医局で。三人ほどの若い医師たちが騒いでいます。
 ちょうどお茶をしていたところらしかったのですが、「わ〜っ、真っ暗! お砂糖も見えない! こんなの初めて!」とはしゃいでいたのだとか。

 とっさの危機に思い至らなかったことで、僕はその医師たちを全否定する気はありません。たまたま失念していたのかもしれませんし、自家発電装置を過信していたのかもしれません。若いなら、なおさらです。
 思い至らなかったのであれば、先輩医師が指摘すればよいことです。教えても分からないなら医師不適格ですが、初めの一度は教わるチャンスが与えられるべきです。
 が、患者への不断の配慮は医療の根幹だと思います。そのための高給取りです。

 なので、この話をしてくれた人に、僕は尋ねました。
  「さぞ厳しいお叱りだったんだろうね?」

  :
  :

 驚くべき事に、年配である先輩医師(男性)は、その若い医師たちをやんわり諭しただけだったとのこと。理由のほうはさらにびっくりでした。

 曰く、若い医師たちはみんな女医だった。若い女の子は強く叱ると泣くでしょう? 女の子を泣かすのはセクハラになるからだめなのだ。
 だそうです。

 この話、何がおかしいのでしょう?



 僕の考えを述べます。
 「女の子を叱って泣かすこと自体はセクハラじゃない、年配医師の勘違い」だけではつまらないので、もう一歩踏み込んだ答えを考えたいと思います。

 まず、多くの男性にとって、「何がセクハラで、何がセクハラでないのか」が分からず、戦々恐々としている現状があると思います。実際、男性の立場で書かせていただくと、女性というものは何を拍子に機嫌を損ねるか分からない印象を否定できません(お互い様かもしれないことですが)。僕も、何気なくやったつもりのことで、非常に苦い思いをした経験があります。
 同時に、男性の側には「セクハラって言ったもの勝ちだよな」という被害者妄想じみた意識があるのも事実だと思います。例え「叱られてムカついたから、セクハラって言っちゃえ」と内心思っていても、男性の側に確かめるすべはなく、裁判に行けば負けると、少なくない男性が考えているだろうと僕は思います。また、「キムタクがやればセクハラじゃないんだろ」という不満も、よく聞かれます。

 一方で、本当にセクハラになってしまうリスクもあるわけです。
 くだんの女性医師を叱るときに、「お前は女だから!」などと言おうものなら、アウトです。患者さんには分け隔てなく接することができる“はずの”医師の口からそんな言葉が出るのもどうかとは思いますが、一方でNGワードを全て網羅してどれにも触れないというのも、現実的にはなかなかに難易度が高いことです。

 医者だって、保身は大事です。養う家族だっています。
 何もリスクを冒してまで若手の教育に精を出す義理はないのかもしれません。
 不条理なセクハラ疑惑で法廷に引きずり出されることを想像すると、医療に携わる高邁な理想だって、萎えることかもしれません。

 ですが、事は患者さんの生命に直結する問題だったはずです。
 それに、女性の側だって、まるで腫れ物のように扱われることは望んでいないはずです。それは、男女が共同して参画する社会からはほど遠い姿であるはずです。

 それでは、どうすればよいのでしょうか?


 僕は次のことを望みます。

 まず、セクハラについて明確なガイドラインを定めて(もうあるかもしれませんが)、周知してほしいと思います。
 女性には、男性から尋ねられたときに責任を持って答えられるよう準備しておいてくださることを求めたいです。自分なりのご意見でよいですが、明快な指針があると男性としては助かります。「○○さんならOKだけど、××くんのはキモイ」などというご意見は、男性の被害妄想の中にしかないと信じたいです。

 男性としては、自分の行動に対する女性の反応に細心の注意を払いたいですが、努力だけでは分からないところが最大の問題なのだと思います。
 企業の管理職などを相手にしたセクハラ防止策のレクチャーが、たぶんあるかと思うのですが、そのような教育プログラムが普及することを望みます。
 学びたいこととして、とりあえず思い浮かぶのは
  • 代表的なNGワード
  • セクハラの具体的事例
  • 頻出コミュニケーション(「叱る」「初対面の挨拶」「業務上生じる、二人きりの状況」など?)での指導者つきの実践的訓練
などです。

 そして、女性の方には大変申し訳ないのですが、あるセクハラ・パターンの初めの一回については、どうか堪忍していただいて、問題を指摘していただけますでしょうか?
 心ある男性は、問題を指摘されればそこから学び、同じ過ちは繰り返さないと思います。

 それでも問題行動が絶えない男性は、上司として(そして、上の例ならば医師としても致命的に)不適格だと思います。クビにするか閑職に回す十分な理由になるかと思いますが、それが実現されないことも社会の問題の一つだと考えます。

 これらが、先の例の若い医師たちがきちんと叱られるという、男女共同参画社会を実現するのに僕が望むことです。

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