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zoom RSS 佐世保乱射: 僕たちが学ぶべきこと

<<   作成日時 : 2007/12/17 23:46   >>

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献花に代えて、この記事を捧げます。
粗末ではありますが、少しでも犠牲者の方々が心安らかにあることを祈ります。

 佐世保の乱射事件です。不幸な事件で三人が亡くなりました。

 親友に人生を断たれた藤本さんの無念はいかほどだったろうと思います。子供たちを守って犠牲になった倉本さんの勇気には、どんな賞賛と感謝の言葉がふさわしいかも分かりません。お二人に、心より哀悼の意を表します。

 この事件で負傷され、またその場に居合わせて危険にさらされた方々も、その強いられた恐怖は想像するに余りあります。一日も早く平安の日々を取り戻されることをお祈りします。

 そして、この事件を引き起こして自殺した犯人は、その罪は許されるものではありません。僕も決して許しません。
 しかし犯人が、その人生を取り巻いたであろう様々な問題のあげくに、信仰すら救いにならず、この不幸な行いに立ち至るしかなかった事については深い悲しみを覚えます。


 この不幸な事件から、僕たちが何を糧にすればよいか考えました。
 この事件に触れずに通り過ぎることは心苦しく、そして他にどうすればよいか分からなかったからです。

 馬込容疑者に銃の所持許可を与えた行政の責任を問う声があります。同容疑者が普段から銃を持ち歩く奇行に、警察が取り合わなかったとして非難されています。
 銃の所持許可の診査は厳重にし、改善できることは改善していってもらいたいです。
 しかしこの予想外の事件に、住民の疑問を受け付けた警察官を責めるのは酷ではないでしょうか? 銃所持許可に隣人の疑義を反映することは、警察官個人の裁量に責任を負わすべき事ではなく、行政の制度として整備されることだと考えます。

 銃は、合法的なものであれ、その何パーセントかは確実に犯罪に使われるのだろうと思います。銃を持てば無差別に乱射する人も、社会には必ずいるのでしょう。
 しかし、猟銃は害獣を駆除するためにも使われます。農家の方々が生きてゆく糧を守るために使われるものです。
 いかにして必要な人に銃を与え、許されない人に銃を与えないか、その制度が求められています。
 事件までの馬込容疑者の振る舞いで、銃の所持許可を取り上げる理由として今後に銘記すべきものは何だったでしょうか? 行政の対応で責任を問われるべきものは何で、問えないものは何だったでしょうか? 結果論ではなく、今後に生かせる議論が行われるべきです。

 報じられた馬込容疑者の振る舞いには、心の病を想起させる内容のものがいくつかあります。その点を指摘する報道も多いようです。
 精神の病について、僕たちの社会では極めて貧しい認識しか共有されていません。適切な「治療」によって治る病気であっても、精神病というだけで偏見の目にさらされ、病院で精神科の診療を受けることすら奇異の目で見られます。
 このような社会的土壌が、幾多もの不幸な事件を生み続けていることを知るべきです。適切な支援のもとで、あらゆる人が自他共に幸福な人生を送れる社会を望みます。

 容疑者とは顔見知り程度の間柄でしかなかった倉本さんが殺害された理由を憶測する記事があります。このような報道は、僕は許されないと考えます。
  『佐世保乱射男、被害女性に失恋し暴走?』
   イザ!配信(ZAKZAK) 2007.12.17

 この記事は事件で被害に遭った人の苦しみを軽減し、次の同様の事件を防止するのに、何の役にも立たないと考えるからです。いたずらに関係者(被害者、犠牲者の遺族、加害者の親族、など)を世間の好奇の目にさらし、辛い思いを積み重ねさせるばかりだと考えます。
 記事は取材された関係者の発言から構成されていますが、どの発言も憶測にすぎず、しかも大部分はゴシップと呼べる類のものです。そのような発言者がいたのであれば記事は虚偽にはなりませんが、裏付けのない憶測を掲載することは読者に著しい偏見をあたえます。
 犯人が犠牲者に恋愛感情を抱いていたのは事実かも知れませんし、そうでないかもしれません。しかし、あなたが犠牲者の遺族なら、その事実を知ることで心が穏やかになるでしょうか? あなたの家族が加害者になったとき、そのような理由が動機であれば納得して受け入れることができるのでしょうか?
 ゴシップ記事を好むかどうかは人それぞれの趣味の問題です。しかし、題材にして良い話題とそうでない話題はわきまえるべきです。大勢の人が心の底から苦しんでいるのに、それを知りながら野次馬の関心ばかりを惹こうとするこのような記事に、僕は軽蔑の気持ちを隠そうとは思いません。
 「言論の自由」「知る権利」の二つの理念に恥じない報道を望みます

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