白鳥一声

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zoom RSS 科学に参画する市民のための「玉入れ」理論

<<   作成日時 : 2008/01/25 00:10   >>

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市民が科学社会の行方に「責任を持つ」ためには、どうすればよいでしょうか?
このエントリーは、記事集≪白鳥一声≫のために書かれました。 ここに書かれた内容は、僕birds-eyeが最も大切に思う考え方を表しています。

科学は僕たち人間が幸せになるための道具だ。
それを暴走させないためには、
僕たち市民が科学に責任を持たないといけない。

 このような趣旨のもと、『科学に責任を持つ市民のブログ』というバナーを公開しました。

 温暖化と環境破壊、医療現場と生命倫理の崩壊、原子力の暴走…

 「政治家と専門家にお任せ」にするのでは、社会はどこに向かうか分かりません。
 それぞれの市民が、それぞれできる範囲で問題に取り組むこと…
   素人の方でも、専門家の方でも、かまいません。
   常にでなくても、たまに取り上げるだけでも、かまいません。
   自分の心に留めおくだけでもかまいません。
 そんな人の、ささやかな決意表明に使ってほしいバナーです。
  こちらの記事もごらん下さい)

(フルバナー 2パターン)




(ハーフサイズ 2パターン)




(極小版)


 イラストは、左から「南極大陸(温暖化)」「クジラ(環境保全)」「注射器(医療・生命倫理)」「核実験(原子力)」です。
 どうかご自由にお持ち帰りください。
 リンクをくださる方は、こちらの記事にお願いいたします。


今、日本は世界でもっとも優れた科学技術を持つ国の一つです。

その日本が、50年後に、
世界でもっとも「科学技術を手なずけた国」であることを、
僕は望んでいます。


◆ ◆ ◆

 じゃあ、具体的にどうすればいいの? 責任を持つったって、分かんないよ。大変だよ。

 …どうか、難しく考えないでください。誰でもできることを、誰もができる範囲でやっていけば、社会は良くなっていくと思います。
 そのために考えた方法を、僭越ながら書いてみたいと思います。このバナーとセットになる、「科学に責任を持つ市民」のあり方です。

◆ ◆ ◆

 ブログ上で、『玉入れ理論』にもとづく草の根運動を心がけることを提案します。

 「玉入れ理論」という名前について。こういう物は名前が大切です。
  「科学に参画する市民のための『玉入れ』理論」
 です。

 このイメージは、以前にも別の記事で書きましたが、
専門家の方にマト(カゴ)を掲げてもらい、
市民がそれに向かって玉を投げる



(※画像はWikipediaより転載、加工)
 というものです。だから『玉入れ理論』です。

 具体例として医療問題を取り上げると、専門家とは医師の事になります。これらの方々はさまざまな問題意識をお持ちです。医療費削減による医療崩壊、不当なマスコミ報道による医療バッシング、医療過誤訴訟で繰り返されるトンデモ判決…
 それを専門家である医師の方に示してもらい、市民が一斉に声を上げる。
 そういうことを考えています。


 アタリマエじゃん…
 そう言わず、もうしばらく耳を傾けていただければ幸いです。
 そのアタリマエの力を増すために、いくつか心がけることがあると思うからです。

 僕が考える、効率的な『玉入れ理論』実践のための心得です。


【専門家の方へ】
  • いまそこにある問題について、一般市民が判断できない専門的な事を教えてください。市民が向かうべきマトを高く掲げてください。
  • その問題を解決するための、具体的な方策を発信してください。
    「××という問題がある」だけではなく、「○○すれば解決できる」を教えてください。
  • できれば、市民に向けて分かりやすく発信してください。
  • 様々な問題の優先度を決めて、優先度の高いものをお示しください。
    たくさんの問題を洗い出すことも大切です。しかし、目標が狭く明確な方が市民の力が増します。優先度の設定は専門家にしかできず、それをマスコミに任せると(幾多の悪例が示すように)トンデモナイことになりかねません。
  • 寛容に、忍耐強く、市民を導いてください。


【一般市民の方へ】
  • 明確な目標に対しては、アクションを起こしてください。掲げられたマトに、玉を投げてください。
    可能ならば政治家やマスコミにも働きかけ、それが難しければ自分の隣の市民に問題を伝えてください。
  • その問題について理解したことを、より多くの人に広めてください。
    専門領域に発端する社会問題は、「どれだけ具体的なイメージを共有できるか」が解決のキーとなります。市民で知識を共有するのに協力してください。
  • 自分の考えを変える柔軟さを持ってください。
    人間には、分からないものは都合良く解釈する悪癖があります。専門家の情報に耳を傾け、それが自分の感情に反するものでも虚心に向き合ってください
  • 専門家に対して、謙虚であってください。
    彼らは専門知識を持っていますが、政治家を動かす力も、司法と戦う法律知識も、マスコミと競う流ちょうな弁論も持っていません。彼らの協力を乞い、その声に耳を澄ますのは市民の側のつとめです。
  • 自分の不理解を恐れないでください。
    専門知識は難しく、それを理解した人しか参加できないのでは草の根運動は成り立ちません。間違いがあれば、専門家の方が正してくださいます。謙虚さこそ必要ですが、恐れず問題に足を踏み込んでください。


そして、専門家と市民の間にいるもう一つのグループに向けて。

【ジャーナリスト、またはそれに準ずる市民の方へ】
 マトを掲げるのが専門家なら、そのマトをより目立つように彩るのはこの皆さまです。専門家が掲げた問題点を取り上げ、その言葉に具体的なイメージを肉付けしていくことこそがジャーナリズムの役割です。
 専門領域の問題を取り上げるに当たっては、専門家の意見を尊重してください。当たり前のことですが、必ずしも守られていないように思います。目立つ問題ばかりが重大な問題とは限らず、共感を呼ぶ立場ばかりが正義とは限りません。

◆ ◆ ◆

 例えば薬害肝炎の問題では、政府の責任を追及する過程で深刻な不公平が生じました。数千万の補償金を得る方たちがいる傍ら、未だに何の援助も得られない肝炎患者の方々が生み出されてしまいました。
 薬害エイズが問題になったとき、市民の多くが上に挙げたことを心がけていれば、今日の薬害肝炎問題はもう少し軽減されていたのではないでしょうか?
専門家が「エイズに加え肝炎全体も支援すべき」と提示し、
ジャーナリズムがそれを正しく取り上げ、
市民の一人一人が政府に向けて声を上げる
 今日の薬害肝炎訴訟を招いたのは、これこそが足りなかったからだと思います。


 これが「市民が科学に責任を持つ」ことだと、僕は考えます。

 この「科学に参画する市民のための玉入れ理論」の趣旨に賛同していただける方には、ぜひ上のバナーを役立てていただきたいと思います。
 重ねて書きますが、ここで言う「市民」とは、専門家、一般の方、ジャーナリスト、全ての方を含みます。このバナーは掲げておくことに意義があり、例え「科学は難しいから自信がないなぁ」と思っても自分なりに気にかけておくつもりで掲げていただければうれしいです。

 むろん、趣旨に賛同していただけるのであれば、バナーを掲げて頂かなくてもけっこうです。
 ブログ上で言明しなくても、この立場に沿ったブログ運営を心がけていただければ幸いです。


 厚かましいなと、自分でも思います。
 でも、提案することは批判するより価値あることだと、そう信じてこの記事を書きました。
 僭越ではありますが、どうかよろしくお願いいたします。

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