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zoom RSS 大連立打診(2): 一般論としての是非

<<   作成日時 : 2007/11/14 20:07   >>

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何事にも長所と短所があります。
その点を、今回の民主党はきちんと検討できていたのでしょうか?

(この記事は以下の記事の続きとして書かれたものです。)
 大連立打診(1): 問題点の整理

 大連立というと、欧州諸国でときどき行われているような印象があります。少し聞いただけだと、僕はつい「カタキ同士がなれ合っている」という印象を抱いてしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか? これを機会に改めて考えてみたいと思いました。

 これについては、下記のサイトにとても有益な投稿がありましたので、ここで紹介させていただきます。
Goo知恵袋 「『大連立』について教えてください。」に対するmorimaru47さんのご回答

「大連立」にも、メリットとデメリットの両面があるでしょう。

まず、メリットとしては、政局が安定し、政府与党提出の予算や法案が全て成立するため、重要で緊急を要する政策がタイムリーに実施できます。
また、これまで野党だった民主党にとっては、政権運営の実績を上げることで国民の信頼を得て、その後の単独政権への途も開けます。これは、旧西ドイツにおいて、長年野党だった社会民主党が与党のキリスト教民主・社会同盟との大連立政権(1966〜69年)に参加したことによって、その後に中心的な政権与党(自由民主党などの少数政党との連立)へステップアップした実例があります。

次に、デメリットは、国会の議席数から見ると巨大な与党が出現するので、反対党(少数政党)がますます埋没し、国会の論戦が低調になります。
両党の定期的な協議(与党間の政権協議会のような形)は、国会審議の外で行われるため、国会の機能低下は避けられないでしょう。ここに「巨大な密室政治」が慣例化する危険性もあるのは御指摘の通りです。
また、連立政権のままで国政選挙が行われれば、有権者にとって選択肢の幅が狭くなるため、投票率の低下も危惧されます。

結局、「大連立」は、功罪相半ばするというところですが、国会などの表舞台で議論が展開されないのは、議会制民主主義にとって幸せなことではないと思います。

 さて、今回の自民党による大連立打診では、話を持ち帰った民主党主小沢氏に対して同党役員会には「なぜ話を持ち帰ったのか」という非難まであったようです。
 僕は、この反応に疑問を感じました。受ける受けないは別として、初めから検討すらしない態度は問題があるのではないでしょうか?
 もちろん、先の参院選で示された民意だとして、民主党が政権を奪取することを目指すのは問題ありません。しかし民主党は、大連立を行うことの長所と短所をきちんと検討した上で、国民にも分かる形で、なぜ大連立に応じないと決めたのか表明すべきだったと思います。

 初めの話に戻すと、一般論としての大連立について、僕は「そうする事が有益だと説明できるなら、行っても良い」と考えました。
 その上で、現在の政情で大連立という選択が妥当かどうかが検討されるべきだと思います。
 それを、次回の記事で考えたいと思います。

(つづく)

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白鳥一声
2007/11/15 22:05

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