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zoom RSS 大連立打診(4): 政権担当能力って何?

<<   作成日時 : 2007/11/18 16:46   >>

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「おまえには、能力がないから任せられない」 
もしもそう言われたら、どのようにして覆せばよいのでしょうか? 
人に何か新しいことを学ばせるときは、見切り発車も必要なのではないでしょうか?

(この記事は以下の記事の続きとして書かれたものです。)
 大連立打診(1): 問題点の整理
 大連立打診(2): 一般論としての是非
 大連立打診(3): 議論できない議員たち?

 小沢氏が辞任会見で「党の力量不足」という発言をして波紋を呼びました。政権担当能力についても言及されていたように記憶しています。
 「民主党には政権担当能力がない」という批判は、以前からちらほら耳にしていたように思います。ですが、僕はこの議論に釈然としないものを感じています。

 そもそも「政権担当能力」とはいったい何なのでしょうか? 「民主党には政権担当能力があるか?」という命題を検証するには、その言葉をまず定義しなければなりません。

 例えば、自民党には政権担当能力があると言えるのでしょうか?
 自民党は実際、これまで長く日本の政治を担ってきました。その間に日本が経済成長を遂げたことも事実ですが、抱え込んだ莫大な国債はいわば未来から借金しているものです。その返済の道程さえ見いだせないでいることをもって、政権担当能力がないと言うこともできるのではないでしょうか?

 非現実的な主張を行うから、「政権担当能力がない」といわれるのでしょうか?
 確かに消費税と社会保障政策の問題など、民主党は見込みの甘い主張を行っているようです。
小沢代表続投―民主党への五つの注文
朝日新聞社説2007.11.08より抜粋(WEB魚拓

●大連立より政策力を鍛える

 小沢氏は大連立に傾いた理由に「党の力量不足」をあげた。その通りかもしれないが、小沢代表になってから「消費税率を据え置いたまま年金の基礎部分を全額税でまかなう」といった、現実味に疑問符がつく政策が目立つのも事実だ。

 大事なのは、総選挙に向けて政策力を鍛え、政権担当能力を増すことだ。

 もちろん、そのような問題は改められるべきです。
 しかし二大政党が政策を競わせるのに、実現できるぎりぎりの意欲的な政策を打ち出すのは正しいのではないでしょうか? その過程では、当然勇み足もあるはずです。
 対立候補もないまま、自民党の増税案をそのまま受け入れるしかない選挙には魅力を感じません。

 僕は、政権担当能力とは「実績」と「反省」の二つだけから成り立っていると思います。
 「実績」とは言葉通り、その政党が政権を担って何を行ったか、ということです。しかし完全な理想政治などはあり得ないので、成果とともに課題も明らかになるはずです。
 「反省」とは、その課題を振り返り、次にその政党が政権を担うならそれをどう克服しようと考えているかです。これは、その改善方針を表明し、国民に周知することが重要です。的を射た総括を行い、国民にわかりやすく説明して、こまめに軌道修正することこそが、政権担当能力の本質だと考えます。

 僕は、民主党の政権担当能力を議論することは不毛だと考えています。なぜなら、民主党にはその検討材料となるべき実績がまだないからです。
 自民党は、政権担当能力に欠けると考えています。実績は、ほかに政権を担った政党がないので比較の対象がありません。反省は、例えばイラク政策の総括を十分に行わず、また財政健全化の方針も明確に打ち出せていません。

 政党にとって政権担当能力を磨く競争的な環境を作るために、僕は、いちど民主党が政権に関わることが必要だと考えています。
 その観点からは、大連立によってその機会を得るのもよかったのかなと思います。

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大連立打診(5): 突然辞任と選挙の行方
責任を放棄するような人に、リーダーを任せたくはありません。 しかし、それは代わりがいることが前提です。 はがゆいことです。 ...続きを見る
白鳥一声
2007/11/24 17:18

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
拝見いてます。論理の通ったご意見と思います。私の考えもTBさせて頂きます。
Dragon
2007/11/20 01:23
 Dragonさん、ご感想ありがとうございます! トラックバックは大歓迎です。
 しかし、もしかしてもうTB送信されましたでしょうか? まだなら良いのですが、このブログは現状でTBに制限は一切していないので、送信されていればすぐに反映されるはずなのです。もし送信されておられましたら、きちんと受信されていないおそれがありますので、恐縮ですが再度送っていただけますでしょうか?
 ご意見、とても楽しみにしています。
birds-eye
2007/11/20 19:50

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